救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

全拉致被害者の即時一括帰国を!国民大集会報告



◆国民の皆様の強い怒りと、そして解決に向けての強い決意を

加藤勝信(拉致問題担当大臣、衆議院議員)
 本日は、「全拉致被害者の即時一括帰国を!」国民大集会に、連休のはざまではありますがこうして多くの皆さん方にご出席をいただきましたことに、担当大臣として心から御礼を申し上げます。
 またこの集会の開催に当たり、家族会、救う会、拉致議連、知事の会、そして地方議会全国協議会の皆さん方に多大なるご努力をいただきましたことに、改めて敬意と感謝を申し上げます。
 1977年9月19日に久米裕さん、初めて政府に認定された拉致被害者の方ですが、拉致されてから41年の年月が経ちました。先ほど総理からお話がありました。2002年9月17日の日朝首脳会談から16年、そして昨年家族会、救う会の皆さん方の運動方針に、「今年こそは」という文言が入って、そして今年も「今年こそは」、そ、して既に9月も終わろうとしています。
 大変残念ながら2002年に5人の方々が帰国されて以来、一人の帰国の実現も、そしてそれに対する道筋も見えていない中で、本当に残念ながら愛するご家族とお会いすることを楽しみにしながら、残念ながら亡くなられた方もいらっしゃるところです。
 私も拉致担当大臣に就任させていただいてから3年が経ちます。本当にこの間、進まなかったことに対して拉致被害者の皆さん、ご家族の皆さん、そして運動を推進していただいている皆さんに心からお詫びを申し上げたいと思います。
 こうした中で6月12日、歴史的な米朝首脳会談がありました。トランプ大統領からは、安倍総理の拉致問題に関する考え方を伝えていただいた。このことは大きな成果だったと思います。
 またそれを確固たるものにするということで、今総理は訪米をされ、日米首脳会談をされるということです。私も今週訪米することにしており、拉致問題について関係者としっかりと議論をし、それに向けて働きかけをしていきたいと思います。
 こうした拉致問題の解決で、アメリカはもとより韓国を初め、国際社会の理解、また応援が必要なことはもとよりでありますが、やはり何といっても日本が、そして政府が主体的に取り組んでいかなければなりません。
 先ほど総理からもありましたが、最終的には総理が金正恩国務委員長と、日朝の首脳会談ということで直接議論をしていく。そうした中で初めて解決がなされていく。しかし、それに向けては、拉致問題の解決、これに資する会談でなければならないということです。
 それに向けて我々もしっかり努力をしていきたいと思っていますが、この集会に先立ち、ご家族の皆さんとも懇談をさせていただきました。その場においても、ご家族の皆さん方から、一日も早いすべての拉致被害者の帰国をという思いと、他方で焦ってはならない、解決の道筋が見えるまでは政府は安易に動かない。着実な工作をしっかりと目指してほしいという要望もいただきました。
 私たちも、本当に一刻も猶予がならないとの思いをしっかりと共有しながら、今の二つのお考えも踏まえながら、協議に向けて進めさせていただきたいと思います。
 そうした中で、今日のこの集会もそうですが、やはり国民の皆様方お一人お一人がこの問題に強い怒りと、そして解決に向けての強い決意を示していただくということが政府の後ろ盾になり、また解決に大きく資することにつながるわけです。
 政府としても拉致問題に関する啓発活動に力を入れております。特にこれまで拉致問題に触れる機会の少なかった若い皆さん方に、この問題をしっかりと認識をしてもらおうと、こういうことがあったことを知ってもらおうということで、昨年度から中高生を対象とした作文のコンクールを実施し、また現在今年度分の応募も受け付けているところです。
 さらに今年度からの新たな事業として、小中高の学校の先生方を対象として授業での拉致問題の取り上げ方に関する研修会も実施することにしています。また特定失踪者問題調査会とも連携しながら北朝鮮に向けてのラジオ放送を行っており、今後ともその充実、強化にも取り組んでいきたいと考えています。
 また地方公共団体の皆さんに対して、広報紙において拉致問題をテーマとする催しを例年以上に大きく取り上げていただきたい、理解促進を強化していただきたいというお願いをさせていただいたところです。
 本日の集会には知事の会あるいは地方議会全国協議会の皆さん方もご出席です。そういう面でもご協力を重ねてお願いしたいと思います。
 こうした取組みを通じて、拉致問題の解決に向けて、国民の皆さんの、また国内の機運を醸成するとともに、米国、韓国を初めとした国際社会としっかり連携をしていく。そしてその上に立って、今色々な動きがありますので、その上でのチャンスは絶対に取り逃がさない。そして拉致被害者の一日も早い帰国に向けて、政府が主体的に、最優先、最重要の課題として取組んでいくという決意を強く持って、私たちも取組んでいきたいと考えています。
 どうか皆さん方にも、引き続きのご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました(拍手)。
櫻井 ありがとうございました。国民の私たちは今、拉致問題の解決に一番近い所に来ていると期待しています。加藤大臣、頑張っていただきたいと思います。ありがとうございました(拍手)。
 ではここで各党の代表の皆様方からご挨拶をいただきたいと思います。自由民主党の拉致問題対策本部長で、元拉致問題担当大臣であられた参議院議員の山谷えり子さん、お願いいたします(拍手)。


  
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