全拉致被害者の即時一括帰国を!国民大集会報告
◆「拉致被害者の即時一括帰国」は一切妥協してはならない
飯塚耕一郎(田口八重子さん長男、家族会事務局次長)
皆さん、こんにちは。本日は連休の中日にも関わらず、多数お集まりいただきありがとうございます。また毎年この集会に参加していただき、心から感謝いたします。
本日の集会に先立ち、父の飯塚繁雄や叔父の本間勝と少し話をしたんですが、何をしゃべろうかといつも集会前に悩むんですが、「我々が伝えるべきこと、言うべきことは本来変えるべきではない。なぜなら拉致問題は一つも変わっていないから」と言いました。
最近の南北首脳会談や、今後第2回の米朝首脳会談、その先にあるであろう日朝首脳会談と色々なステージがあると思います。その中で我々が本当に求めているものは、すべての拉致被害者の即時一括帰国で、この目的、この定義を一切変えてはならない、一切の妥協をしてはならないことをまず皆様にお伝えしたいと思います(拍手)。
先日米国のビーガン国務省北朝鮮担当特別代表とお会いしました。その時私から、アメリカが核・ミサイルで一切の妥協ができないように、日本も拉致問題では一切妥協ができないんだ、と言いました。このことを強く理解していただきたい、と。
我々は何年も前からずっと言っています。すべての拉致被害者を即時一括帰国させてほしい、我々のもとに我々の家族を返してほしい。そして私自身のことで言えば、私の母である田口八重子さんと初めてお会いさせていただきたいと思っています。
そのためにはこの問題の解決の定義を一切変えないということで皆様のお力が必要ですので、引き続きご協力の程お願いしたいと思います。
そして北朝鮮に対しては、金正恩がすべての拉致被害者を帰国させるよう決断すること、日本政府においてはすべての拉致被害者が帰国できるような算段を踏まえた上で日朝首脳会談を行うべきであるということを強く、強く申し上げたいと思います。以上です(拍手)。