拉致問題の現在?なぜ今チャンスと言えるのか 東京連続集会103
◆アメリカに「被害者を返す」と言わせ、日本は帰国の段取りを
飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表)
それで今回、第2回の米朝があった時に、今一度北朝鮮に向けて日本人拉致問題に言及してもらい、向こうからコメントを取ってほしい。「本当に日本人を返すの」と。「返します」という答えを持って来てもらいたいんです。
その後で、我が国の総理大臣を含めて、帰国の実際の段取り作業に入る。これが一番いい形だと思うんです。最初からまっさらの状態で安倍総理と金正恩氏が会って色々話をしても、また元の木阿弥で、ちっとも具体的な進行はしないと思います。
今回またアメリカの中間選挙もありますが、そういうことも含めて外交上の支援の要請と、これは日本がやるべきことですが、政府としてこういう状況の中でどうしていくのか。
先ほど西岡先生が言ったように、これは最後のチャンスなんですね。こういう状況はまたとないことだと思いますし、いい情報、悪い情報、色々ありますが、少なくとも北朝鮮の態度が変わってきたということは言えると思います。そういうことでは、なんとかして被害者の帰国、この一点に集中して、何事もそれにどうつながっていくかだけを考えて対応していっていただきたい。
日本の中でも色々意見を言う人もいますが、判断基準を間違わないようにしていただきたいし、今後今年中になるか、来年中になるか分かりませんが、そういう考え方で政府にはこれからもお願いしていきたいと思います。是非応援していただきたいと思います。ありがとうございました(拍手)。