救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える」全報告



◆一日も早くという思いを受けて引き続き努力したい

加藤勝信(自民党総務会長、前拉致問題担当大臣、衆議院議員)
 皆さんこんにちは。本日は拉致議連の会長代行として山谷本部長が先に挨拶されましたので、党を代表する形でご挨拶させていただきます。
 10月まで3年間拉致問題担当大臣を務めさせていただきました。結果的に拉致被害者の帰国、あるいはそれに向けての道筋を描けずに大臣を退くことになったことで、本当に皆様には心からお詫びを申しあげ、また忸怩たる思いですが、引き続き古屋先生始め、皆さんと共にしっかりと取り組みたいと思います。
 先ほど菅大臣のお話にもありましたが、昨年の今頃、北朝鮮は次から次へと核実験を繰り返し、またわが国に向けてと言ってもいいくらいに弾道ミサイルの発射を続けていた。
 大変緊迫した状況でしたが、4月に南北首脳会談、6月には歴史的な米朝首脳会談があり、ずいぶん様子も変わってきましたし、また米朝首脳会談ではトランプ大統領から安倍総理の拉致問題への考え方を直接伝えていただいた経緯もありました。そして10月には、先ほど挨拶をされた、内閣の要である官房長官が拉致問題も兼任し、二人三脚で取り組んでいるところです。
 先ほど山谷議連会長代行からも話がありましたが、先般米国の上院でもスネドンさんの決議がなされ、両院が揃ってスネドンさんの失踪について、「中国、韓国、日本と連携してアメリカ政府はしっかり調査しろ」という中身ですが、拉致問題の解決に向けて我々と一緒になって取り組んでいくという形になってきたわけです。
 さらに日米の連携を含め、国際社会ともども、この問題に取組んでいかなければなりません。しかし同時に、日本人拉致問題は私たちが解決していかなければなりません。政府の決意については菅長官からもお話がありました。
 本部長のリーダーシップの下、まずは北朝鮮と国交を持っている国々の理解も求めなければということで、関係者の皆さんが、在京の大使館に、あるいは様々な機会に、積極的にこの問題を取り上げる運動もさせていただきます。
 また、これは私が大臣時代に、林文科大臣と一緒に、若い方にこの問題を知ってもらわなければならないということで、拉致問題啓発アニメ「めぐみ」の上映を拡大してほしいと、また今人権週間で作品を多くの学校で出してほしいという働きかけ、あるいはそれぞれの自治体において拉致問題啓発のイベントをやってほしい、また様々な広報紙を通じで市民の皆さん等にしっかり通知をはかってほしいという地道な取り組みもさせていただいています。
 そして国民の皆さんの思い、一日も早くという思いを受けて引き続き努力したいと思います。
 先ほど飯塚代表からもありました。拉致被害者のご家族にとっては、本当に今日にでも返してほしいという思いと、しかし焦ってはならないという話をされていました。まさにその両方の思いを受けて議論されている。早く、焦らずという矛盾する話を抱え込みながらもこの問題に一生懸命取り組んでおられる。私たちはその思いをしっかりと共有していかなければならないと思います。
 そのためにも国際社会、あるいは国内あげて、最終的には日朝首脳会談で答を出していかなければなりませんが、そこでしっかりと答えを出せる環境を作っていくということが私たちの大きな使命だと思っています。
 それに向けて、今日お出での皆さん方と共に、政府、与党のみならず国会が一体となってこの問題に取組んでいきたい。その思いを皆さん方と共有させていただき、これからも自民党をあげてこの問題に取組んでいくことをお約束して、ご挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました(拍手)。
西岡 ありがとうございました。続いて公明党拉致問題対策委員長の竹内譲先生お願いします。


  
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