国際セミナー「激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える」全報告
◆米両院のスネドン決議は日本の議員が動かした
島田洋一(救う会副会長、福井県立大学教授)
ありがとうございます。何度か話が出ているように、つい先ほどアメリカ上院で、スネドンさんの失踪を北朝鮮の拉致の観点からしっかり調べろという決議案が通りました。今松原仁議員が少し遅れて来られましたが、松原先生と初めからこの場におられた山谷先生、渡辺周先生等で、最初から行かれたのは古屋先生、塚田先生ですが、このスネドン決議案というのは日本の議員が動かして作ったと言っても過言ではないと思います。
今回上院で決議案が通ったのですが、その中に、「日本と協力して真相解明を進めていけ」というのがあります。これまで率直に言って、スネドン決議が通ったけれどアメリカのメディアがどれだけ報道しているかというと、あまり扱っていません。この機会に日本発でアメリカにアプローチしていくべきで、拉致議連の先生方とも相談したいと思います。
日本発で動かしてきましたし、拉致問題に関してはアメリカの議員より日本の議員の方があるかに詳しいわけです。そういう意味で、こちら側がイニシアチブをとって、やらなければいけないと思います。
それでは西岡さんにお願いします。