国際セミナー「激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える」全報告
◆スネドン家のお母さんは早紀江さんを思い出しては力を得ている
ジェームス・スネドン(デビッド・スネドンさん兄)
ちょっと走ってきたものですから(笑)、(と息をはずませながら)、申し訳ない。スネドンです(拍手)。
皆様がさっき言っていただいて嬉しいです。もちろんデビッドは私たち家族の問題だけではなく、日本人の拉致問題とも関係があります。我々家族にとってはこの問題が拉致問題だけではなく、人権問題であり、北朝鮮の国民の皆様の問題であることも心深く感じています。
拉致被害者を北朝鮮から一日も早く戻し、この問題を解決させることを願っています(拍手)。
それから妹のジェニーです(拍手)。
西岡 ジェニーさんがデビッドさんと年が近く、一番親しかったそうです。実はアメリカ上院の決議の中にも、「日本に協力を求める」と書いてあるんですが、デビッドさんが拉致されたのではないかということについて2つあるんですが、1つは私があるところから入手して、それを問題提起したのですが、昨日3時間くらいスネドン家と私と話をしてました。
色々な可能性が考えられますが、拉致の可能性が高いと考えています。そして韓国からはスネドンさんが英語を教えていたという情報が出てきています。アメリカの議会の決議を受けて、政府がより真剣に調査に踏み込むことになり、私も協力したいと思っています。
デビッドのお母さんがちょうど早紀江さんと同い年で、同じ母親同士で、早紀江さんのことを思い出して、息子のことをあきらめないといつも力を得ている、ということでした。
ジェニー 皆さんと一緒にいてありがとうございます。家族全員が国際的なサポートが必要と思っています(拍手)。
島田 それではパネルに戻って、金正恩・与正としては今度は韓国を騙して韓国から金を取ってやろう、と。これが解決を妨げる要素になっている気もするんですが、北朝鮮トップの発想と韓国がどれだけマイナスの働きをするのか。