救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える」全報告



◆100億ドル、あわよくば200億ドル日本から取りたい

西岡力(救う会会長、麗澤大学客員教授)
 その100億ドルという考えは今も残っている。1兆円です。北朝鮮のGNPは国連の推計では200億ドル、韓国銀行の推計では400億ドルです。為替レートで色々変わるでしょうが、それにしても100億ドルは大きいんです。
 しかし、それを取るのに小泉総理のサインでもだめだった。アメリカが反対した。彼らは民主国家ではないので、世論というのがよく分からないんです。日本は世論があって、拉致問題があったからお金を出せなかった部分が半分なんですが、そこはよく分かっていない。
 トランプ大統領がシンゾーに「出せ」と言ったら出すと彼らは思っている。そして6月の首脳会談では、トランプ大統領が安倍総理のメッセージを伝えてくれた。安倍総理は今年に入って繰り返し、「不幸な過去を清算する準備がある」と言っている。ただその条件は、核・ミサイルの完全放棄と拉致被害者の帰国だと、拉致問題の解決だと言っている。
 北朝鮮がそれを聞くと、「安倍総理はトランプ大統領と相談して100億ドルを出すというメッセージを送っているのだ」と聞こえるようなメッセージを送っている。彼らはお金がほしいので、今日本を非難しているのは、金聖?さんと意見が違って、距離をとろうということではなくて、多分、これも最近の情報なんですが、今日韓で問題になっている戦時労働者の問題で日韓の65年協定の枠組みが崩れようとしているんですが、それが崩れたら北朝鮮はもっと貰える。あの判決が出たんだったら我々はもっと取ろうと、最近では200億ドルという数字も出ている。
 経済協力として100億ドル、過去の賠償として100億ドルで、200億ドル貰おうじゃないかという話が出ていて、物事(値段)を吊り上げるために非難をする。市場で物を買うのと同じです。そういうことが起きているのではないか。もちろん推測ですから色々な解釈があり得ますが、1月からどうなっていくのか。


  
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