2回目の米朝首脳会談と北朝鮮内部事情-東京連続集会報告
◆日本が主体的にやるべき
増元照明(増元るみ子さん弟)
みなさん、こんばんは。私はしばらくこの会に出られなかったのですが、金曜日はどうしても用事があるものですから。しかし木曜日だったので久しぶりに出ることができました。
島田さんと西岡さんの話を聞いて、やはりアメリカはアメリカなんだなという感じですね。政権に近い人たちが元国防関係者は、ICBMの中止だけで手を打とうというか、アメリカ第一ですからアメリカさえ安全であればその他は大きな問題にならないし、まして今ベネズエラとかイランですからね、とても北朝鮮問題に注入する力はない。
今の所ICBMを止められればそれでいいのではないか、これがアメリカの考え方の大半になるのではないかと思います。そこで制裁を緩めるかどうか、そこが勝負だとは思うんですが、2回目の米朝協議があります。昨年6月、金正恩に直接伝えたので、アメリカの役割はもう終わっているんですよ。後は日本がどうするかだけなんです。
日本がどうするかということをもう一度やっていただかなければならないし、私たちが焦らないでと言うのは、安倍さん以外の総理は、焦って足元をすくわれたからです。
安倍さんはご自身もおっしゃっているように、北朝鮮という国をよく知っているから、焦って足元をすくわれるようなことはないだろうと思っているので、「焦らずに早めにやってください」と昨年末に私は申し上げたのです。
私たちが「焦らずにゆっくりと」と言っている意味は、決して時間をかけてくれということではありません。早くやってほしいというのが、私たちの強い思いですから。安倍さんには本当に早期にやっていただきたいし、今のメディアは、2回目の米朝会談が行われなければ、日朝はできないようなことを何回も雰囲気として作っているような気がします。
だめでしょう、それは。「日朝をしっかりやって、拉致問題の解決に向かっていかなければならないでしょう」という報道が全く見えないじゃないですか。先日は、「嵐」の解散の報道がテレビにあふれていました。ばからしくなって切りましたけど、2年後の解散のことをなぜトップでやらなければならないのかと思って、NHKさえそうですが、メディアのあり方に問題があると思っています。