2回目の米朝首脳会談と北朝鮮内部事情-東京連続集会報告
◆朝鮮総連が日本国民にどれだけ被害を与えたか
増元照明(増元るみ子さん弟)
「チャンネル桜」の「拉致問題アワー」を担当しているんですが、昨日、アジア調査機構の加藤健さんに来ていただいて、以前に書かれた「朝鮮総連に破産申告を」の内容を紹介したんですが、北朝鮮の工作機関である朝鮮総連が、これまで日本にどれだけのことをやってきたか。そういうことが書いてあります。これを読んで、怒らなければだめですよね。
朝鮮総連という組織が日本の中にまだ存在して、しかもずっと日本人に多大な被害を与えてきたということを、国会議員も真剣に考えなければいけないのではないですか。
2002年の直前まで、小池さんも拉致議連の副会長として朝銀問題で色々やったみたいですが、大臣になったとたんにシュンとなりましたね。これは石破さんもそうですよ。会長、副会長が大臣に格上げされてから、北朝鮮に対する制裁の「せ」の字も言わなくなった。なぜか小泉政権に取り込まれるとそういう風になってしまう。
本当に残念なことですが、今、朝鮮総連という組織を支える必要はないじゃないですか。必要があるんですか。非常に迷惑な団体ですよ。そこに配慮しない限り、絶対にあの人たちはまた資金を吸い上げて、北朝鮮に送金を許してしまう状況になるわけです。もっと考えてもらいたいですね。
先ほど言いましたが、アメリカ頼みではだめなんです。日本が主体的にやらなければいけないし、アメリカに制裁の強化を頼むのであれば、日本国内にある北朝鮮支持団体をつぶすくらいのことを考えないと、やっていけないでしょう(拍手)。
アメリカはアメリカファースト、日本は日本ファーストで、やはり日本のことを考えなければいけないし、その点では韓国のレーザー照射の問題に関してもっとやってほしいと思います。
防衛省はこの前、「協議は終わった」と言うんですが、もっと明確に日本の方が正しいということを主張して、韓国国防部の言っていることは全部嘘だということを明らかにすれば、いくら洗脳された韓国人でも、これまでの韓国の発表を怪しいと考えるでしょう。
それはいわゆる徴用工の問題にもつながっていきますよ。実際は志願してこちらに来られたんですけどね。今回のレーザー照射の問題、日本政府が言っていることの方が事実なんだということを明らかにしたら、韓国政府の出先機関みたいなメディアの報道に対しても疑問を持ってきて、これまでのいわゆる徴用工問題にしても、慰安婦問題にしても、政府が言っていることはやはりおかしいんじゃないかという風に勘繰られるようになるでしょう。そこまでやらないといけないと思います。
私たちは韓国の動向や態勢を拉致問題に有効に使わなければならないわけですから、韓国の政権に関しては見ていかなければならないと思います。この点に関しても、韓国の今の政権に打撃を与えるようなことをやらないと、北朝鮮に対する私たちの意思は伝わらないし、今制裁が効いているといっても、未だに崩壊しないわけです。そのことを考えると、日本がもっと主体的にやっていくことがあるんじゃないかという思いです。
ですから朝鮮総連に対し、厳しい目を向けていただきたい。日本国民がどれだけ被害を受けたか知るべきだと思います。以上です(拍手)。