家族会・救う会の新運動方針と米朝首脳会談-東京連続集会報告
◆日本はどこまで拉致被害者情報をもっているのか
西岡 力(救う会会長、モラロジー研究所教授)
北朝鮮が出す者はあまりにも小さく、求めるものが大きかったという総括をしています。アメリカの情報機関の勝利だと思います。このコラムでも書きましたが、「来たるべき日朝首脳会談でも日本の情報を活かしてほしい」と。総理のポケットに、誰が生きていて、どこにいて、今何をしているという情報が入っているかどうかが成功の鍵です。
何か言ってきて、また「3人しかいません」とか言ってきた時に、にこっと笑って「3人を返してくれてありがとうございます。でも他にいるでしょう。1週間前にめぐみさんはここで、こうしていましたね。1か月前八重子さんがここにいましたね」ということが言えるかどうか。「これでは不十分だ」と。
彼らは我々がそんなことを知っていて驚いた。1つが解決したからといって制裁のテコを全部手放すわけにはいかない。そう言えるように頑張っていきたいと思います。そのためには今持っているものを絶対に漏らしてはならない。
北朝鮮は今、徹底的に日本がどの程度の情報を持っているか調べています。それが勝負です。始まる前に、相手がどこまで隠しているかが分かっているかどうかで決まるということです。今回アメリカは降仙を取っていたのでだまされなかった。
ではアメリカ側から見た会談の評価を島田さんに。