家族会・救う会の新運動方針と米朝首脳会談-東京連続集会報告
◆元々焦って合意にいくはずはなかった
西岡 力(救う会会長、モラロジー研究所教授)
私が言った「なぜ決裂したのか」では、アメリカは降仙について確実な情報を持ってないと北朝鮮が誤解していたためという意見を出したのですが、島田さんはもう一つ、アメリカの中でトランプ大統領が追い込まれていたことを挙げました。
コーエンという弁護士の公聴会が、ちょうど米朝首脳会談に合わせて議会が開かれて、トランプが追い込まれた。だからハノイで成果が必要なはずだから高い要求をしても呑むだろうと誤解した。しかし呑まなかったわけです。
こんな球を呑んでいたら、逆に大失敗だと非難されるわけでから、そもそも北の考え自体が間違いで、島田さんが言ったように合意文にサインしなかったことは正解だったと与野党で言っている。そもそもハノイに行ったこと自体失敗だった、と民主党側は言っているわけだから、焦って合意にいくはずはなかった。寧辺だけで制裁を全部解除するようなことは。
しかし、アメリカの反トランプの報道メディアだけ見ていると、追い込まれていると誤解された。日本の解説者もだいたいアメリカのメディアを見ていますからそういうことを言うんですが、その弁護士のことについてもう少し解説してください。