家族会・救う会の新運動方針と米朝首脳会談-東京連続集会報告
◆北朝鮮で「会談失敗」の噂が広がる
西岡 力(救う会会長、モラロジー研究所教授)
すべてのことが分かるわけではないのですが、情報を見誤ったという私の説と、アメリカの政治状況を見誤ったという島田さんの説は、北朝鮮が見誤ったということです。
トランプが情報を持ってないと見誤り、トランプが追い込まれていると見誤った。それで彼は帰国したわけです。今多分起こっていることは、国内では「成功した」と言っているわけですが、実は「失敗したらしい」、「制裁は緩まないらしい」という声が急速に広がっている。国家保衛部に、「そいういう噂を広めている奴を取り締まれ」という命令が出ている。東京新聞が内部情報として北京発で書きましたが、間違いない。
北朝鮮は少し前までは制裁は効いていないと言っていたんですが、制裁が効いているため、今は「制裁はけしからん」と言っている。国連に人道支援をしてくれと言いました。飢えがある、と。国連も北朝鮮の人口の4割くらいは飢えているという報告を出した。
つまり中国との貿易ができなくなって、市場の商売の規模が縮小して、市場で商売をして物を買っていた人たちが買えなくなって、貧乏な人たちが苦しんでいる。