家族会・救う会の新運動方針と米朝首脳会談-東京連続集会報告
◆「希望を持ちましょう」皇后陛下からおことば
西岡 力(救う会会長、モラロジー研究所教授)
最後に、私は機会があって宮中のお茶会に呼ばれて、皇后陛下が去年のお誕生日の記者会見で拉致問題について、ご譲位された後も関心を持つこととして拉致を挙げてくださったことがあったので、お礼を申しあげねばと思っていました。
そうしたらチャンスがあって、「北朝鮮拉致の救う会の西岡です」と言ったら、「もう一度言ってください」と言われてもう一度言ったら、「ああ、そうですか」と言って、私はお礼を申し上げてすぐ下がろうと思っていたら、「長いことご苦労様でした。被害者のご家族の方は歳をとられましたよね。希望を持ちましょう。私たちは何もできませんが、解決されることを願っています」と。
私も緊張していましたので、この言葉が全部正しいかどうか自信がないのですが、そういう趣旨のお話をされました。「希望がある」と。実は「希望」という言葉は横田早紀江さんが、モンゴルでお孫さんに会った時に、「希望を持ちましょう、希望よ」と言って別れた。その中にはあなたのお母さんに会えるということも、自由におじいさん、おばあさんに会えるようになるということも含まれていたと思います。「希望」という言葉を言って別れたと言っていました。
希望があると思っているからです。希望を実現するために、やれるだけのことは全部やった。それは北朝鮮に対して強い言葉を言うことだけではなくて、ある時にはソフトなことも言うということも含めて、希望を実現させるためにやれるだけのことをやって、そして神様が最後にどういう結論を出されるかということです。
私たちには全部のことは分かりませんが、できることは全部やりたい。そういう最後の段階に今来ていると思っています。多分総理もそういう考えじゃないかなと、この間2回お会いして、そういう感触を得ています。
緊張する毎日ですが、ブルーリボン運動とアニメと、そして一人ひとりの被害者に思いを寄せること、北朝鮮の主張の問題点を広めるという運動を重点に置いてやっていきたいと思います。以上です(拍手)。
以上