全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会報告
◆これまでとは全く違う日米関係濃密化
山谷えり子(自民党拉致問題対策本部長、元拉致問題担当大臣、参議院議員)
正念場です。熱い思いでこうしてお集まりいただき、本当にありがとうございます。
署名が1341万4325筆、総理がおっしゃったように雨の日も雪の日も、家族会・救う会、そしてみんなで訴え、共感をいただいて集めた署名です。涙ぐみながら署名してくださる方、雪の日に行列をして署名をしてくださる方、色々な風景を胸に、私たちは歩いてきました。
解決を求めて20年余り、みんなで国連やアメリカにも理解を求めに行きました。しかし昨年から、安倍総理とトランプ大統領との関係だと思います。これまでとは全く違う濃密な意見交換ができるようになりました。今年は一段と濃密になってきたと感じています。
セミナー、シンポジウムでは、横田拓也さん、飯塚耕一郎さん、ひとみや口から炎が出ているのではないかと思うくらいの訴えをされました。また北朝鮮に捕えられてひどい目にあったオットー・ワームビアさんはアメリカに戻ってまもなく亡くなられました。しかし、そのお母さんのシンディさん、また米青年で中国で拉致されたのではないかと米上下両院で調査決議も出たスネドンさんのお兄さん、そして大韓航空機で50年前ハイジャックされて北朝鮮に連れて行かれたまま戻れず、お父さんに会いたいと訴える韓国の方、拉致議連の古屋会長。
みんなが訴えたそのセミナーには13局のテレビカメラが並び、内2局は生中継でした。米朝会談が2回開かれたので、アメリカの皆様は、北朝鮮とはどういう国なのか、そして人権侵害、拉致問題がどんなに深刻なのか。これまでとは全く違うレベル、フェーズでご理解いただけたと思っています。
国務省の政府高官、ホワイトハウス、NSC、議員、そしてシンクタンクの関係者、ラジオ放送関係者が一枚岩だと感じています。だからこそこの正念場をさらに集中して、あらゆることをやり抜いて、すべての拉致被害者即時一括帰国という喜びの結果につなげていいたいと思っています。
自民党拉致問題対策本部は議員外交を活発に展開しています。また制裁の抜け穴があってはいけません。制裁がどのように履行されているか、また瀬取りの監視がしっかりとしているか、先週もヒアリングを行って、意見交換をしたところです。
正念場です。しっかりとみんなで集中して解決の日、チャンスを捕まえようではありませんか。国内世論の盛り上がりがなにより必要です。どうぞこれからも宜しくお願いいたします。ありがとうございます(拍手)。
櫻井 次に立憲民主党拉致問題対策本部長の村上史好さん、お願いいたします(拍手)。