全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会報告
◆署名版が振り払われた激烈な場面が蘇る映画「アブダクション」
黒岩祐治(北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会会長、神奈川県知事)
本日の大会がこのように盛大に行われたことを非常に心強く思っています。
拉致問題は私にとっては特別な思いがあります。今から20年以上前のことになりますが、たまたま知り合った有本さんから拉致の話を聞きました。
その当時は北朝鮮による拉致問題という言葉そのものが使えない、そんな時代でした。有本さんが私の番組に来ていただいて聞いたんです。そんなことがあるのかと驚いたことが私の原点です。
その番組は横田ご夫妻にも何度もご登場いただき、段々この拉致問題が大きな広がりをみせてきた。その経過をずっと見ていた。そんな思いです。
それと同時に、私がアメリカに赴任していた時の友人にある時頼まれました。それは(映画)監督でした。その監督は北朝鮮による拉致問題を聞いて、驚いたんです。こんなひどいことがあるのか、と。国家によるこんな犯罪があるのか。信じられない。しかし、アメリカ人は誰も知らない。
こういうことを是非アメリカ人にも広く知ってもらいたい。そんな思いで自分はドキュメンタリー映画を作りたいんだという話がありました。それで協力してくれ、ということで私は、フジテレビにあった過去のニュース映像を提供するということで、このドキュメンタリー映画に関わりました。
この映画は、「アブダクション-引き裂かれた家族の30年」という映画です。この映画を見ていただくと、今日の署名の意味も激烈な思いで蘇ってきます。街ゆく人が、「えいっ!」と署名版を振り払う残酷なシーンもありました。
そういう辛い思いを重ねながら集めてきたあの署名。そしてこれだけ大きな広がりを持ってきたというこの流れ。我々は結束しなければならない。一丸となって取り戻す覚悟ですので、皆さんと一緒に頑張りましょう。ありがとうございました(拍手)。
櫻井 先ほどまで、前の知事の会前会長の上田清司さんがいらっしゃいましたが、どうしても都合があって先ほど退出されました。皆様に宜しくとのことでした。
さてここで、北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会会長代行で新潟県知事の花角英世さんにお願い致します(拍手)。