救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
TEL:03-3946-5780 FAX:03-3946-5784 info@sukuukai.jp

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会報告



◆金正恩委員長は今が決断の時

飯塚耕一郎(田口八重子さん長男)
 皆さん、こんにちは。1340万筆という多大なるご署名をいただき、皆様には感謝の念に堪えません。またこの署名を集めるために救う会の全国の方々、ボランティアの方々が、平成9年から親身になってやっていただいたことに、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
 本日は飯塚繁雄家族会代表がご挨拶すべきところでしたが、ゴールデンウィーク前から体調が思わしくなく、欠席させていただいた次第です。昨日電話で話をしましたが、代表からは、今色々な問題はありますが求めるものはただ一つ、被害者の即時一括帰国で、それ以外はないと言っていました。
 改めてですが、我々がなぜ即時一括帰国にこだわるかですが、1点目は時間がないということです。1歳だった私が42歳になって、未だに帰ってこれない。長い月日が経っています。
 2002年9月17日に5名の方々が帰ってきましたが、それ以降一人も日本の地に帰ってきていません。ほんとうに時間があまりにもかかり過ぎていますし、これ以上時間をかけていいものでもないということを踏まえて、即時一括帰国を我々家族はずっと求め続けています。
 そして今回の決議案にもありますが、即時一括帰国ができるなら、日朝国交正常化に反対しないし、被害者から秘密の情報を聞き出すようなことは一切しないと言っています。
 これについては色々な意見をいただいていますが、私個人は、拉致被害者の帰国を最優先にするということです。それを踏まえた考えであることをご理解いただければと思っています。
 ゴールデンウィークには私もワシントン、ニューヨークに参加させて頂きました。国務省やNSCの要人の方にお会いしましたが、我々家族及び日本政府としての考えを全面的に支持するということでした。つまり拉致被害者が帰国しない限り、経済制裁等を解除しないということです。
 こういう情勢を踏まえて、北朝鮮の金正恩委員長におかれては、勇気ある決断、即ち拉致被害者の即時一括帰国を今まさにすべきだということを、強く伝えたいと思います。これ以上時間をかけてもいいことはないし、北朝鮮も今転換期になていると思いますので、このタイミングを外さないで解放し、明るい未来に進むべきと思います。
 今後北朝鮮で、色々なことが出てくると思います。一部の被害者だけ返せばいいとか、段階的交渉の方が現実的という意見が出始めると思います。いずれにしても家族としては即時一括帰国しかないと考えていますので、この点を改めて強く認識していただければと思っています。
 最後になりますが、個人的なことですが、代表と共に私が公の場に出てから15年くらいになりますが、各地で色々な講演などをしてきました。「耕ちゃん」と言いながら一緒に活動してきた代表が、今回初めて欠席したというのは、心から残念な気持ちでいっぱいです。
 今すぐ北朝鮮に行って、八重子さんを救って、代表に会わせたいくらいの気持ちですが、そういう感情は押さえて、残酷で悪魔的な北朝鮮から八重子さんをどうやって救うかということを冷静になって進めていきたいと思います。
 個人的には心を鬼にして拉致問題に向かっています。是非とも皆さん、引き続きご協力をお願いします(拍手)。


  
■ サイト内検索 ■


■あなたにも出来る救出運動■
あなたにもできること

 ■ アニメ「めぐみ」 ■ 

■ 書 籍 ■