全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会報告
◆国会議員すべてにブルーリボンバッジを付けてほしい
増元照明(増元るみ子さん弟)
皆さん、こんにちは。今日も大勢の方にお集まりいただきありがとうございます。
私の記憶に間違いがなければ、20年前の4月、初めて国民大集会が開催されました。その時は確か2000人ほどの人に来ていただきました。その後20年、歯抜けのように少なくなりました。
拉致被害者の救出を本当に真剣に願いながら、私たちと共に街頭に立っていただいた方々が亡くなられてきました。先週もお一人亡くなられました。なかなか皆さんの思いが通じないこの20年ですが、この1341万筆、多くの方々に協力していただき、達成できました。
最初、横田早紀江さんが、「めぐみちゃんへの手紙」に書いてあるように、たすきをかけることも恥ずかしい、そんな一般の人間が泣いて訴えかけて、そして集めた。
私の父は、署名をしてくれない人を追いかけて「署名してくれ」と。本当にそうやって必死で訴えてきました。それが1341万筆につながっています。この思いがなぜ国会議員に通じないんでしょうか。泥臭くてもいいじゃないですか。
私は2年前に、すべての国会議員にブルーリボンバッジを付けてくださいと申し上げました。一定期間でいいですから。このブルーリボンバッジはイデオロギーのシンボルでもない。北朝鮮にいる被害者を取り戻したい、帰ってきてほしいという願いのシンボルだから、思いだけでいいんですから付けてくださいと申し上げましたが、付けておられる方は半数もおられない。
山谷先生、自民党でも半分もいらっしゃらないんじゃないですか。最重要課題というのを体現してほしい。そしてこれは北朝鮮に対する日本の無言の圧力です。拉致被害者を絶対に取り戻すんだという。その思いがなぜ国会議員に通じないんですか。
立憲民主党の村上先生、党首が付けておられない党でどうされるんですか。本当に拉致被害者が帰ってきてほしいとお思いなのですか。
原口先生の党は何人くらい付けていらっしゃいますか。竹内先生、公明党は一部の方々が付けていらっしゃいます。すべての国会議員に付けていただきたいんです(拍手)。期限をつけてもいいです。今年1年だけでもいいです。令和元年という年号が始まったこの年だけでもいいですから、皆さんの思いを北朝鮮に向けて発してください。東先生、日本維新の会もお願いします。
今北朝鮮と交渉をする時に、日本人の意思を、そして国会議員の皆さんがこの問題を絶対に解決するという強い意志を見せていただかなければ、日本人として我々もついていけないんです。
国会議員の皆さんが率先してやっていくという意思を見せてくれない時、我々はそれを黙って見ているしかないんですか。是非お願いします。
最後にこの言葉を皆さんと共に考えてみたいんですが、「正道を踏み、国を以て斃るるの精神なくば、外国交際は全かるべからず。彼の強大に畏縮し、曲げて彼の意に順従する時は、軽侮を招き、終に彼の制を受くるに至らん」。
これは明治の元勲、西郷隆盛先生の言葉です。今もあてはまる言葉ではないでしょうか。この国を本当に強い国にしていくために、戦っていらっしゃる方もこの中にいらっしゃいます。私たちと共に拉致被害者を取り戻すことで、この国の威信を取り戻そうじゃないですか。宜しくお願いいたします(拍手)。