全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会報告
◆北朝鮮のトップが責任を負いたくないならすぐに被害者を帰国させよ
松木信宏(松木薫さん弟)
皆様、こんにちは。小泉訪朝から年数が経ち、支援者の方々も増元さんのお話にように亡くなられた方もいます。家族会に参加しているメンバー以外の方の身内でも亡くなっている方が多いです。普段こういう演壇に立っている人以外にも、家族に会いたいと願いつつ亡くなっている人もいます。
私が知っている限りでは、その方の思いも胸に抱いて、その方は生きて会えなくても、こうやって会うことができましたよ、あなたの願いはかなえられましたよと言えるようにやっていきたいと思っています。
改めて署名簿を見ましたら、様々な思いが浮かびました。私は、強いことを言うつもりもないですし、言える柄でもないので言いませんが、心の中に決めていることが一つあります。
「罪を憎んで人を憎まず」という言葉が適切かどうか分かりませんが、拉致を命じたトップはこの拉致について責任を後に負うべきだと思います。負いたくなければすぐに被害者を帰国させよという考えです。
今動く気配があるのか、ないのか分からない感じですが、うまく物事が進まなくなると人間というものは、「坊主憎けりゃ袈裟まで」じゃないですが、犯罪をした国の人間はすべて悪いように捕えます。
しかしそれは受け入れることはできません。加害者に対しては、どこの国の人間でも、日本人でも、日本で行った犯罪は日本で罪をつぐなうべきです。つぐないたくなければ、日本から出て行ってどこかに逃げてしまえと。実際よど号犯たちは、逃げて北朝鮮に行って、自分たちは拉致はやっていない、と言って帰ってきていません。一部の支援者がツイッターをやっていますが、拉致問題がある限りは帰国できなきいし、それで結構だと私は思います。
そういう人間もいる一方、日本に暮らしている(朝鮮)人たちに対して拉致問題を理由にどうこうというつもりはありません。ただ、そういうことを言う人が出てきます。入院中の横田さんも同じ気持ちだと思います。どうか今後とも宜しくお願いいたします(拍手)。