訪米報告と米大統領面会報告、最新情勢報告-東京連続集会106
◆被害者家族同士で心が一体化している感じがある
横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会事務局長)
蛇足ですが、スネドンさんのお母さんがうちの母になぜか似ていて、アメリカ人と日本人なのになぜここまで似るんだろうと思うくらい雰囲気が似ていて、それはスネドンさんのお兄さんたちも同じことを言っていて、お互いがお互いを見て、本当に他人事じゃないよねというくらいの親近感がありました。
ワームビアさんの場合も家族構成からすると、私が聞いていて何となくわが事のように思えて、オースティン君という弟さんもいるんですが、その子の気持ちは自分が小学校3年生くらいの何とも言えない苦しい気持ちと同じではないかと思いました。なんとなく心が一体化している感じがあり、そこは私も力添えをしてあげたいし、我々は被害者家族なのに勇気をもらったりと、そんな不思議な関係の中で連帯がはかれたという点ではシンポジウムで国際社会に訴えるとともに国際連帯がはかれたのはとても意味があったと思います。
訪米後、休む間もなく国民大集会となり、開始前に総理、官房長官と意見交換の場を設けていただいて、そこでも、また国民大集会でも私からお話したのは、北朝鮮が嘘をつくことに対して、絶対だまされてはいけないこと、私たちが求めているのは即時一括帰国であることで、調査委員会の立ち上げとか部分的、段階的解決を言ってきたら日本政府はそれに乗ってはならないということを伝えさせていただきました。