訪米報告と米大統領面会報告、最新情勢報告-東京連続集会106
◆政府が全署名用紙を保管、大集会で積上げ
西岡力(救う会会長) 政府が、私たちが1997年(平成9年)から集めてきた署名を倉庫にきちんと保管していて、日本政府宛の署名は色々なものがあると思いますが、それらと一緒になっておらず、拉致だけの署名用紙が倉庫にあることが分かり、国民大集会で積上げてもらいました。
実は横田早紀江さんが、繰り返し「署名はどこに行ってしまったんでしょうか」、「署名を体育館に全部並べて写真を撮ってほしい」とおっしゃっていたんです。名前や住所は個人情報ですから署名用紙そのものを、政府に提出する以外の目的で写すことは難しいのですが、探してみたら現物がすべてあるということで、これだけの人が署名したということを見せたいという家族会の希望を政府に伝えたら、全面的に協力してくださり、業者を手配していただき、箱を並べてくださいました。
大集会が始まる前に、家族会と特定失踪者の代表の方が署名の山の前に立ち、(報道の方に)写真を撮っていただき、取材にコメントすることもできました。20年以上の間に、1300万を超える国民の皆さんが署名してくださったことを現物で見せることができ、北朝鮮に対してもアピールできました。1300万という数字は北朝鮮の人口の50%くらいですから大変な数字です。日本の人口でも10%を超えています。そういうことができたことも今回の国民大集会は意味があったと思います。その点政府に感謝しています。