救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

訪米報告と米大統領面会報告、最新情勢報告-東京連続集会106



◆トランプ大統領を騙せたと思っていたが

西岡力(救う会会長)
 リビアモデルということがよく言われますが、リビアが核を放棄した時、アメリカは経済協力はしていません。国交正常化して大使館を作っただけです。しかし、リビアは産油国ですから、経済制裁が解ければ、経済は一定程度よくなる。
 しかし、北朝鮮はそうじゃない。北朝鮮が一番欲しいのはインフラです。鉄道や港湾や発電所等ですが、それを日本がやると言っている。そういうものを中国は出さない。これまでも出さなかった。飢えない程度の食糧や肥料は出しますが。
 そういうことをやるということが出口に置いてあるところまでは来た。強い圧力をかけて北朝鮮を話し合いに引き出すところまでは来た。しかし、北朝鮮もアメリカの真意を正しく理解していなくて、シンガポールではトランプ大統領を騙せたと思っていたようです。
 トランプ大統領はアメリカの安全を考えている。一定程度大陸間弾道弾を止めて、核についてもトランプ大統領が成果があったと言えるような譲歩をすれば制裁を緩めてくれるのではないかと思って、わざわざハノイまで列車に乗ってきたわけです。
 我々もトランプ大統領は本当に大丈夫だろうか。ボルトンさんは別だけど、トランプさんはディールの人だし、大丈夫だろうかと思いましたが、全然ぶれてなかった。核・ミサイル、毒ガスも全部やめろと言ったという報道がありますし、人権問題も出したという報道もあります。拉致問題については、シンガポールの時も含め3回も話した。しかし、それらを解決すれば豊かなくになるという出口も示している。
 安倍総理は、「条件なしに会う」と言った時の産経新聞のインタビューで、こういうことを言っています。「金委員長が国家にとって何が最善かを柔軟、かつ戦略的に判断できる指導者であると期待している」。核を止めて、ミサイルを放棄して、拉致被害者を返したら経済協力をすると。あなたたちの欲しいものはそれでしょう、と。

  
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