訪米報告と米大統領面会報告、最新情勢報告-東京連続集会106
◆米大統領面会で、拉致と核問題で完全に一体だということを示した
西岡力(救う会会長)
よく、「核がないと滅ぼされる」と言いますが、核がなかった時もアメリカは北朝鮮の体制を滅ぼそうとしてないんです。逆に、核を持つかもしれないと思った時に軍事的な圧力がかかる。北朝鮮が攻めてきたら攻撃する準備はしていますが、朝鮮戦争の時だって、北朝鮮が攻めてきたからアメリカが入ったのです。その後も軍事攻撃をアメリカから仕掛けたことはないのです。軍事的にはアメリカが全然上だったですから。
特に冷戦が終わった後もそうですが、アメリカは今なるべく(韓国から)引きたいわけです。特にトランプ大統領はそうです。
もちろん北朝鮮は韓国を赤化統一したいという野望を捨てていませんが、米軍が引いた後韓半島でどういうことが起きるか、様々なことが想定されるわけですが、そういうことも金正恩委員長の計算の中にある中で、日本とアメリカとの関係をどうするかを考えていると思いますが、日本にとって最優先課題である拉致問題についてだけ言うと、アメリカにとっての最優先課題であるアメリカまで届く核・ミサイルを完全にやめさせるということと一緒に拉致問題が入った。
そして拉致被害者家族にトランプ大統領が2回会ってくれたということは、もう日米は動かない。拉致と核問題で完全に一体だということを示したことになると思います。