9/13 東京都千代田区
最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会
北朝鮮が「特別調査委員会」なるものを設置してから1年余り。我々は、北朝鮮から何の調査報告も受けていませんが、我々は報告を求めているのではありません。拉致被害者は北朝鮮当局の管理下にあり、再調査など必要ないからです。そして我々が求めているのは、全被害者をすぐに一括で返せということです。
7月22日の緊急国民集会で、田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さんは、「私が口ぐせのように言うのは、何かやるとしても『いつまでに』というのがなければだめなんです。今回報告が遅れていますが、実際いつまでなのか全く分からない。そういうことでは、ただ『やってます、やってます』で終わってしまう恐れがあります」と期限を切らない政府の交渉を批判しました。また、「私たちは今年のこの時期、7、8、9月あたりに、はっきりとした動きが、いい方向で見えるように是非それぞれのご担当の方々には頑張っていただきたいと思います」と述べ、9月の国民大集会の頃までに成果があがることへの努力を促し、「いい結果で歴史に残るように、皆様とともに早く喜び合うというか、ほっとするというか、そういう形に是非したいなとつくづく思います」と現在の心境を述べました。
横田めぐみさんの父、横田滋さんは、「早く被害者の顔を見たい」、そのために「期限を切るとか、もっと強く出ないといけない」と述べました。横田早紀江さんは、「一つ一つの長い年月の苦労というのは、言葉では言い表せませんが、みんな悲しみや苦しみを押し殺して、助けてあげようという思いだけで講演をさせていただいたり、署名活動に参加したり、救う会などの大きなご支援の中で、今日まで元気で、病気もしないでやってくることができたことを本当に感謝しています」と心境を述べ、また厳しい対応を求める6党代表の話を聞いて、「やってきた色々な苦労の一つ一つが、みんな無駄でなかった」と、話しました。
松木薫さんの姉、斉藤文代さんも、「この問題が解決しないことに、私も心を痛めながら熊本から上京してくるんです。今日は何かいいことないかなあとか思って来るんですが、なかなかそういう話はありません」と述べつつ、今回は「各党代表の話に元気をもらった」と評価しました。 増元るみ子さんの姉、平野フミ子さんは、「拉致被害者家族はいつも、いつも重たいものを背にしています。顔もゆがんだりします。皆さんのような心ある人のようないい顔ができないんです。拉致被害者が帰って初めて喜んで迎えられる、笑顔が見せられるんです」と述べ、だからこそ、「一日も早くるみ子の笑顔が見たい」と心境を告白しました。増元るみ子さんの弟の増元照明さんは、「家族の思いと政府の考えは乖離している」と現在の交渉を強く批判しました。各党代表は今の外務省主導の交渉を厳しく批判しました。
総合司会の櫻井よしこさんは、「日本人の命は日本国政府が守らなければ、誰が守ってくれるのかという局面に立たされている」と指摘しました。
私たちは、9月13日に、今年2回目の「最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!」国民大集会を開催します。オールジャパンの怒りの声を、ここで強く上げなければなりません。そして、「そのときまでに全員救出ができていなければ、総力を挙げて政府の交渉姿勢を追及し、強力な対抗措置を求める」という運動方針を私たちは決めています。日比谷から怒りの声をあげましょう。皆様のご参加、ご支援を心よりお願いいたします。
今年7月22日の緊急集会では次のような決議を、参加者一同が採択しました。以下はその一部です。
- 北朝鮮は特別調査委員会設置1年を過ぎた今も、終戦後に北朝鮮で亡くなった日本人の遺骨問題と残留日本人・日本人妻などへの調査報告を先行させて日本の世論を拡散しようとしている。拉致に関する報告では、偽の「死亡の証拠」などを準備しているという情報がある。拙速に報告を求めると、彼らの術策にはまり、捏造された「死亡の証拠」を再度受け取ることになりかねない。
- 今求められているのは、あらゆるルートで「全被害者の一括帰国」を求めることである。それが実現しないなら、制裁と厳格な法執行の緩和や人道支援などは絶対に行わず、「未来を描くことが困難になるように」圧力を強化すると、繰り返し通報することが必要である。
- 認定の有無にかかわらず全被害者の帰国が実現しない限り、一切の譲歩はせず、圧力を極大まで強めると伝えることが必要だ。時間稼ぎを防ぐためにも一括帰国実現の期限を切ることを考えるべき時が来ている。
チラシ
ライブ中継(予定)
日 時
平成27年9月13日(日)午後2時?5時
開 場
午後1時(先着順)
場 所
日比谷公会堂(100-0012千代田区日比谷公園1-3 03-3591-6388)
地下鉄霞が関駅B2・C4口、内幸町駅A7口、日比谷駅徒歩5分
登壇
安倍晋三総理大臣(要請中)、山谷えり子拉致問題担当大臣
家族会・救う会役員、拉致議連役員、北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会代表、
拉致問題地方議会全国協議会代表、各党代表、特定失踪者問題調査会役員と同家族
参加費
無料(会場カンパ歓迎)
主 催
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(代表 飯塚繁雄)
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(会長 西岡 力)
北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟(会長 平沼赳夫)
北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会(会長 上田清司)
拉致問題地方議会全国協議会(会長 松田良昭)
連絡先
救う会事務局
03-3946-5780 FAX03-3946-5784
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
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