自由北朝鮮放送について
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○旧暦正月に「日本人拉致問題」特別放送─自由北朝鮮放送(2010/02/25)
○北朝鮮で一番聞かれている自由北朝鮮放送の現状?金聖●代表(●=王ヘンに文 )(2009/03/05)
○北朝鮮で一番聞かれている自由北朝鮮放送の現状2?金聖●代表(●=王ヘンに文)(2009/03/05)
「自由北朝鮮放送」支援日本委員会 設立趣旨
救う会では、平成18年2月の全国幹事会で、「北朝鮮内部への働きかけと情報活動再強化」を運動目標の一つに初めて掲げるとともに、脱北者の対北ラジオ「自由北朝鮮放送」支援日本委員会(西岡力委員長=救う会常任副会長)を、救う会が母体となって立ち上げることを決定しました。既に、特定失踪者問題調査会が、短波放送で、主として日本語で拉致被害者向けに「しおかぜ」を放送していますが、自由北朝鮮放送は、北朝鮮の住民・政権幹部向けの朝鮮語・韓国語放送で、もちろん拉致被害者も理解できるものです。
「自由北朝鮮放送」は、平成17年12月に短波放送を開始し、同じ内容を毎日1時間ずつ放送しています。この放送の枠内で、これまで週1回、10?15分程度、西岡力常任副会長が韓国語で放送した他、被害者家族が日本語で放送しています。脱北者は、脱北方法や韓国での受入れ状況、外部社会の情報等、北朝鮮住民に関心が高い情報をよく知っており、危険を冒してでも聞きたくなるような情報を放送しています。その情報の中で、北朝鮮幹部に対して、「日本が拉致問題をいかに重視しているか、被害者に危害を加えれば犯人は絶対に許さないが、被害者を守り情報を提供すれば報償する」等のアピールを行っています。脱北者が北朝鮮なまりの言葉で放送するため北朝鮮住民に信用される利点がある上に、北朝鮮の住民に関心が高い情報の中に、日本発の拉致問題の情報を入れることで、北朝鮮の人々が聞きやすくなるように工夫しています。自由北朝鮮放送代表の金ソンミン代表は、脱北者同志会会長でもあり、脱北した人が韓国に入ると、自由北朝鮮放送関係者に必ず接近しますので、拉致関連情報を得やすくなり、日本人のみならず、どこにどんな拉致被害者がいるか少しでも情報を取りたいと考えています。
救う会ではこれまで、金ソンミン・自由北朝鮮放送代表を日本に招聘し、平成18年4月12日に東京で、4月13日に大阪で集会を行ない、「自由北朝鮮放送」支援日本委員会を設立しました。米国政府も、北朝鮮人権法に基づき同放送をサポートするようになりました。日本でもぜひ全力をあげて支援していきたいと考えています。
自由北朝鮮放送の拉致番組で取り上げるべき内容
現在、北朝鮮の軍、党、工作機関、治安機関、政府などの幹部でも、日本担当でない限り、多数の日本人、外国人が拉致され今も北朝鮮内に抑留され続けているという事実を知らない者が多い。これら幹部等に拉致問題に関する日本の不退転の立場を伝えることが、金正日に対する圧力になり、また、クーデターや暗殺などで金正日が政権から離れた後、拉致被害者の安全を守る道にもなる。
彼らの中には外部情報を知るために隠れて外国放送を聞いている者がかなりいる。彼らは拉致問題に関する情報が欲しくてラジオを聞くのではないという点に留意し、ニュース番組などの中にこちらが伝えたい以下のような拉致関連情報を自然に加えていくのが望ましい。
また、拉致被害者たちもラジオを聞いている可能性は高いが、その場合でも、以下のような内容がニュースに含まれるならば、日本が自分たちを助けようと懸命になっているという事実を知り、勇気を得ることになるはずだ。
1 拉致被害者が無事帰国しなければ、仮に核問題など他の問題が解決しても絶対に日本は北朝鮮に経済援助をしないという、日本の基本的立場を伝える。拉致問題の解決なしに国交正常化なし、国交正常化前に経済支援なしという日本の基本的立場を繰り返し伝える。
2 拉致問題を日本がいかに重視しているのか。自国民の救出は日本にとって最優先課題で妥協の余地はないと伝える。拉致救出のための動きを折に触れて詳しく伝え、政府と国民が一体となって救出運動を展開していることを伝える。日本国民で拉致問題を知らない人はおらず、全国民が早期救出を願っていることを繰り返し伝える。
3 現在、北朝鮮が抑留している被害者に危害を加えるならば、日本はその責任者を絶対に許さない。草の根を分けても犯人を探しだし、絶対に処罰することを伝える。一方、被害者を保護した者には必ず報償を与えることも伝える。
4 被害者に関する情報提供と、救出への協力を求める。救う会や日本の在外公館などに被害者の所在等に関わる情報を提供してくれれば、それが正しい情報だと確認され次第、それなりの報償を与えると伝える。
「自由北朝鮮放送」支援日本委員会について
目 的1「自由北朝鮮放送」を通じて、金正日政権幹部に、拉致被害者救出に対する日本人の不退転の決意と、被害者の保護・救出や情報提供に協力すれば報償を与えることを伝える。
2「自由北朝鮮放送」を通じて、北朝鮮住民に国際社会の動き、民主政治の思想、金正日政権の政治宣伝の嘘を伝え、北朝鮮の自由化に備える。
役 員 顧 問=飯塚繁雄・家族会代表、藤野義昭・救う会会長、平沼赳夫・拉議連会長
委員長=西岡 力・救う会会長代行、理 事=増元照明・家族会事務局長、島田洋一・救う会副会長、平田隆太郎・救う会事務局長、事務局長=山岸丈良・救う会事務局次長
事務局 〒112-0013東京都文京区音羽1-17-11-905救う会内 電話03-3946-5780 FAX03-3946-5784
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