救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

どう圧力をかけていくか検討したい?クリントン国務長官が被害者家族に(2009/02/17)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2009.02.17-2)

家族会の飯塚繁雄代表と横田滋・早紀江前代表夫妻は、来日したヒラリー・ク
リントン米国務長官と、本日2月17日、米国大使館で面会、懇談した。また、
要請文(既報)は予め公使が預り、「長官に必ず手渡す」と確約されたが、懇談
の中でも家族会から言及がなされた。懇談時間は10?15分と予め伝えられていた
が、30分に延長された。以下は、懇談終了後、3人の報告をまとめたものである。

■どう圧力をかけていくか検討したい?クリントン国務長官が被害者家族に

今回の懇談は、冒頭にクリントン長官から、「拉致被害者家族の思いを聞きた
い」との発言があり、ほとんどクリントン長官が聞き役となった。2家族はそれ
ぞれ、拉致被害者の写真を用意していたが、クリントン長官は横田めぐみさんと
田口八重子さんについて事前の説明を受けていたようで、二人について既に分かっ
ていたと思われた。家族の説明を聞く間、クリントン長官は目線をあわせ熱心に
聞き入っていた。

飯塚繁雄 「大韓航空機事件は北朝鮮の仕業であることをすべての国が分かって
いるが、北朝鮮は認めていない。元実行犯の金賢姫さんと、(金賢姫さんに日本
語を教えた妹田口八重子の兄である)私が面会すれば、北朝鮮がやったことを認
めさせることができる」とお話しました。特にコメントはありませんでした。
「(妹の)1歳と2歳の子どもは誰がめんどうをみたのか」という質問があり、
「私と妹がそれぞれ育てました」と答えました。

また、「30年というのはあまりに長すぎる。向こうにいる拉致被害者が(帰
国を)あきらめるだろうと(北朝鮮が)期待するのは、大きな悲劇だ」と伝え、
我々の家族だけでなく大勢の人が拉致されていることを、拉致被害者の写真を入
れた資料をお渡しし、説明しました。

全体としてなごやかな雰囲気での懇談でした。親として母として聞きたいとい
う感じでした。熱心に理解しようとしていた感じでもありました。しかし、テロ
支援国指定解除問題等核心的なことについてはさらっと話された。

北朝鮮について、「非常に残酷な国」と言っていました。「前から深く気になっ
ていて研究していた。米国としてもどう圧力をかけていくか検討したい」と言わ
れました。他方、「話し合い」ということばもありました。「我々の動きについ
ては、「勇気をもってやっている。是非続けてほしい」と話されました。今回は、
家族の生の声を聞くことが狙いだったと思いました。その意味では大きな意義が
あったと思います。

横田滋 「どこのお母さんでも、お父さんでも、こどもがそこにいるのが分かっ
ているのに、取り戻すために戦うことを止めるわけにはいかない」と話したら、
「立派なことだ」と言われた。また、私たちの家族だけではなく、大勢いるすべ
ての被害者を取り戻さなければならないことをお伝えしました。「私たちも日本
政府も、拉致被害者が生きていることを前提にしています。拉致問題の解決は日
本政府が行うべきことですが、米国政府も同じ立場になって協力していただきた
い」とお伝えしました。

横田早紀江 めぐみが学生服を着ていた写真、白いブラウスを着ている写真、金
英男さんとめぐみさんと1歳のヘギョンさんが写っている家族写真、ヘギョンさ
んの写真、広島にいた頃の家族の全員写真の5枚を見せながら、こんなに幸せだっ
た家族だったが、信じられないことが起きてしまったことを話しました。英文の
本(早紀江さん著)もお渡ししました。また帰国した5人はどうしているかにつ
いて質問がありました。それぞれめぐみと接点があった人々であること、めぐみ
が日本に帰りたくで何度も家を出たが連れ戻されたことがあり、ここ(北朝鮮)
では出ないほうがいいと注意した、などと帰国した方から聞いたことを伝えまし
た。

「ブッシュ大統領が私に会ってくださったのにテロ支援国指定が解除されたこ
とは残念だった」とお伝えしました。また、「解除は暫定的なものと聞いていま
すが、変えるようにしてほしい」とお話したら、「調べてみます」というお答え
でした。ヒル国務次官補が同席され、クリントン長官も発言を勧められましたが、
何も話されませんでした。

以上

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