国際会議「北朝鮮による国際的拉致の全貌と解決策」全記録
フランス人拉致被害者は法律に関係する大学の教授
西岡力・救う会常任副会長解説
本日の崔銀姫証言の中で、新しい情報が一つあります。崔銀姫さんは、フランス人拉致について本(崔銀姫・申相玉『闇からの谺』文春文庫)に書いていましたが、本になかったことは、そのフランス人は大学教授であるということを初めて明かされたことです。そして、北朝鮮でこの問題を国際的に訴えると言ったとのことです。時期も、70年代後半と思われますので、70年代後半に東洋人と結婚すると言って旅行中に失踪したフランス人で法律を専攻している、あるいは法律に関係する大学の女性教授ということで探せないか、身元が明らかにできないかと思っています。
マカオで拉致された孔さんは平壌にあるインドネシア大使館に助けを求めました。78年のことと思われます。そのような事実があったのかどうかインドネシア政府に調べていただきたいと願っています。なぜなら北朝鮮は未だに孔さんの拉致を認めていないからです。インドネシア大使館に孔さんたちが飛び込んだ事実があるということがインドネシア政府によって明らかになれば、北朝鮮の嘘があばかれます。
この2点は重大な証言だったと思います。